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おーろらの仕組み About

おーろらの仕組み

流氷観光砕氷船「おーろら」は、観光を目的として建造された砕氷船です。 砕氷船本来の目的は、氷海にて一般船舶の航路を切り開きながら、旅客や物資等を運搬することです。
その中で港から港を結ぶ、定期航路ではなく、遊覧(観光)を目的とした砕氷船は「おーろら」が初となります。

おーろらの誕生

「おーろら」は南極観測船「しらせ」の設計と建造実績のある「日本鋼管(設計当時・現ユニバーサル造船(株)」へ設計を依頼し、北海道室蘭市の「楢崎造船」にて建造されました。 「おーろら」は平成2年9月進水、同年11月完成、翌年平成3年1月より網走港を基地として運航を開始、年々増加するお客様への対応も1隻では限界になり、平成6年10月姉妹船「おーろら2」が進水。翌平成7年1月完成、同年同月、現在の2隻体制で運航を開始しました。

おーろらの誕生

世界初の流氷観光砕氷船「おーろら」

世界初の流氷観光砕氷船「おーろら」

現在世界で運航されている観光用の砕氷船は数隻ありますが、いずれも他の目的で作られたものを観光用に転用されたもの なので、初めから観光用の設計された「おーろら」は世界初の流氷観光砕氷船ということになります。

また紋別で運航されている「ガリンコ号Ⅱ」は砕氷方式が「おーろら」と異なり、船体の最前部にあるドリル状のスクリューを回転しながら砕氷して進む方式に対して、「おーろら」は南極観測船「しらせ」と同様 氷塊を船の重さで砕氷してゆく方式です。

「おーろら」は南極観測船「しらせ」のミニチュア版といえます。

砕氷船とは icebreaker

砕氷船は、氷海中で商船、漁船の航路を確保することを目的として使用される船舶です。
通常の船舶の造りとちがい、以下のような特徴を持っています。

point 01|砕氷能力を十分発揮できるよう、船首部分は氷に乗りかかりやすい形状になっています。また、氷海中でも自在に操船ができると同時に、一般船が通るための航路幅を確保できるよう船体全長に比べて幅が広い「ズングリ型」船型の船形になっています。

point 02| 砕氷の際に受ける大きな外力に耐えうる堅牢な船体構造になっています。

point 03| 砕氷するために多大なパワーを必要とするため、通常の同型船の船体に比べて、出力の大きな主機関を備えています。

さらにおーろらならではの改良工夫!

「おーろら」は船首より氷に乗りかかり船の重みで粉砕する構造のため船底内部には最大で約100tの海水を取り入れて溜めることができる「バラストタンク」を配しています。これを使用することによって船の重みがさらに加わり砕氷能力を高めることが可能です。

point 02| 「おーろら」の出力は、ほぼ同じ大きさの一般船が「1103kw(1500馬力)」に対しておおよそ倍の「2206kw(3000馬力)」ほどあります。「おーろら」はオホーツク海の厚さ50cmの氷板を80%の出力で、3ノットの速度で連続砕氷しながら進むことができます。

point 03| 「おーろら」の客室は、冬季低温低音下での航海の備えて側壁を始め、十分な防寒設備が施されております。大型の窓も、保温やガラスの曇り防止を考慮して、厚板硬質ガラス(厚さ12mm)を二重にして、その間に空気の層(厚さ6mm)を挟みこんだペアガラスを使用しております。

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砕氷船とは  icebreaker

砕氷とは、氷板が「曲がる力に対して比較的弱いこと」を利用し、船首部で氷板の上に乗りかかり船体の重みで氷板を下方へ押し下げながら割って進みます。
砕氷には以下の2つの方法があります。


連続砕氷

船が止まることなく連続的に前進しながら砕氷していく方法です。

1
チャージング砕氷(ラミング砕氷)

連続砕氷が出来ないような厚い氷に対し、船を後進(通常、船体全長の2~3倍)させて助走をつけて、船を氷に衝突させて突き進み、航行不能になったらまた後進して同じことを繰り返す方法です。

1

砕氷のしくみ図01

船首の重さと前進する圧力で氷板を割ります。

砕氷のしくみ図02

割れた氷板は船底に沿ってさらに下方に沈みます。

砕氷のしくみ図03

氷板は船底の形状に沿って押し下げられた後船の側面に流されます。

船底構造  deck plan

アイスホーン
プロペラダクト
アイスフィン
ビルジキール
バウスラスター
船底構造

写真内の「拡大鏡」をクリックすると詳細画面が表示されます。

船底構造  specifications

全長 45.0m
幅長 10.0m
深さ 4.8m
喫水(計画) 3.7m
最高速力 14.3ノット
氷海中の速度 3ノット
総重量 491トン
最大砕氷能力 約80cm
最大定員 450名
造船所 日本鋼管(株)
楢崎造船所

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